高級タオルを再定義する——本物の価値と「Over the Moon」のブランド哲学
2025/10/09
従来の高級タオルとは
これまでの高級タオルと呼ばれてきたものは、ホテルライクなデザインや高価な綿の使用、「オーガニック」という言葉で「高級らしさ」を演出してきました。 確かに見た目や響きは特別ですが、それだけで本当に心地よいとは限りません。

実際には、厚みや重さを追求するあまり、家庭での日常使いには疲れてしまうこともあります。また価格が高いだけで本質的によいものでしょうか。つまり従来の高級タオルは、価格やラベルで高級さを語る一方で、使用体験における本質的な価値を十分に満たしていなかったのではないかと考えます。
Over the Moonで示す本物の価値
では「本物の高級タオル」では何でしょうか。
「Over the Moon」は、その答えを体験の三拍子に見出しました。
-
見た瞬間に「美しい」と感じる
-
出会った瞬間「ふわっと包まれる」ような感動
-
使うたびに「やっぱりこれがいい」と思った
この3つが用意されていて、真に価値のあるものではないかと考えています。
演出された高級感ではなく、デザインや色合いはもちろんのこと、日常生活の中で繰り返し使いたいと思うものこそ高級タオルに必要な要素ではないでしょうか?
本質的に価値のあるものこそが高級タオルと呼ぶにふさわしいのではないか、単なる生活用品ではなく、毎日の小さな幸せを生み出す存在。
これが「Over the Moon」で再定義する高級タオルの形です。
「人の幸せが人生を豊かにする」というブランド哲学
私のブランド哲学は、先代が残した「人の幸せが開発の原点である」という言葉から生まれました。 ものづくりの目的は利益や効率では幸せではなく、まず人を幸せにすることである。その想いを受け継ぎ、「人の幸せが人生を豊かにする」という哲学へとたどり着きました。

「Over the Moon」は、この哲学を体現するために存在しています。タオルを単なる布ではなく、日常の中で人の心をふっと緩め、幸せを実感できる体験を届けるものと考えています。毎日触れる瞬間が、人生を少しずつ豊かにしていくのです。
そのためには私たちは、伝統を守るだけではなく、時代に合わせて新しい価値を生み出すことを使命としています。今治で培われた伝統技術に現実的な感性を加えることで、次の世代へとつながる「本物の高級タオル」を創り続けていきます。