肌にやさしい使い心地

肌にやさしい使い心地

2025/10/28

毎日使うタオルだからこそ、肌に“優しいかどうか”が最も重要な基準です。Over the Moonが追求したのは、肌をこすらず、軽く押しつけるだけで水分を吸い取る「肌に」優しい使い心地。それを支えているのが、糸づくりから仕上げまで一貫して実施された丁寧さへのこだわりです。

シルクのような光沢を生む、ピマコットン

素材には、アメリカ・サンホーキンバレー産の超長綿「ピマコットン」を採用。ピマコットンは、世界の綿花の中でもわずか数%しか採れない希少な超長綿です。繊維一本一本が長く均一であるため、撚りをかけずにもしなやかな糸ができ、肌に触れた瞬間にとろけるようななめらかさを感じます。この繊維構造が、摩擦を減らしながらも吸水性を高める秘密です。

滑らかさを極める2つの加工

さらにそのピマコットンを**「化学処理工程」と「ガス焼き加工」によって仕上げています。

1.化学処理工程:綿(コットン)に絹(シルク)のような光沢と上質な機能を与えるための特殊な加工技術です。

加工の工程では、綿糸や綿生地を**苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)**という強アルカリ性の液体に浸し、張力をかけた状態で処理します。このとき繊維の断面が丸く変化し、光を均一に反射するようになるため、絹のような上品な光沢が生まれます。

2.ガス焼き加工綿の糸をガスバーナーの炎の中や高温のプレートの近くに高速で通す加工のことです。

このとき、炎が糸の表面に一瞬だけ当たるため、糸の芯は燃えず、表面の細かい毛羽(けば)やホコリだけを焼き切ることができます。この処理を受けた糸は「ガス糸(ガス焼き糸)」と呼ばれます。高温の炎で余分な毛羽を焼き切ることで、糸表面の凹凸をなくし、透明感のある光沢と滑らかさを引き出します。


滑らかな肌触りと美しい光沢感

「Over the Moon」のタオルは、綿本来の美しさと機能を最大限に引き出し、見た目にも触感にも上質な違いを生み出しています。

まず、ガス焼き加工で糸表面の細かな毛羽を焼き切り、化学処理工程で繊維をまっすぐに整えることで、糸の表面は均一で滑らかになります。
その結果、シルクのような光沢と艶やかな高級感が生まれ、染料も繊維の奥まで均一に浸透して、色ムラのない鮮やかな発色と色持ちの良さを実現します。

また、余分な毛羽が除去されているため、洗濯や使用時の毛羽落ちが少なく、いつまでも清潔で美しい状態を保ちます。繊維構造も安定するため、洗っても縮みにくく、長く使ってもへたりにくいのが特長です。

そして何より、滑らかに整えられた糸が生み出すのは、触れた瞬間に感じる心地よさ。さらりとした軽やかさと、しなやかなハリを併せ持つ、上質な肌触りが続きます。